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外壁工事 施工方法比較 

2015/06/10(水) ミントゥ

古いトタンをはぐると断熱材が入っていなかったり、薄いものしか入っていなくずり落ちていたりします。

外壁と下地の胴縁をはぐった状態です。

胴縁は使えるのですがわずかに歪んでいても仕上材を貼ったときに波打って見えたり固くなっていて釘が入りにくくなっていることがあるので写真の家では取り替えしました。

今までは外と室内の境は室内のラスボード12tと外壁のトタン0.18tだけでした。

ここに断熱材を入れます。一定以上の使用量があると断熱部位ごとにエコポイントの対象となります。

断熱材はグラスウール、ロックウール、硬質ウレタン吹き付け等ありますが写真ではグラスウールを入れています。

トタン外壁施工の場合の繊維系の断熱材の欠点は夏の日差しで断熱材に熱を含んで放射熱で室内を暑くすることです。それを減らすために外壁の透湿防水シートに放射熱を85%防ぐものを使いました。

改装する部屋はサッシも取り替えします。サッシの入れ替えもエコポイントの対象となります。

外壁面に断熱材を入れた状態では窓からの熱の出入りの割合が大きくなります。

写真の窓は遮熱複層ガラスの窓です。

単板ガラスで81%の熱の侵入のところ45%に減らせるガラスです。

室内側も断熱材を入れて仕上げました。隙間ができないようにします。隙間ができると効果が薄れます。

壁面は壁厚の関係でグラスウール50tです。

天井はロックウール105tです。

スタイロフォーム等パネル状の断熱材を木造建物の天井に使うと天井吊木など切り欠き部分や断熱材のジョイント部分の隙間の処理がしにくい為一般的に使用しません。ジョイント部のテープ処理、切り欠き部分のウレタン補修等処理に手間がかかります。隙間の空いた状態では天井にスタイロフォームをのせただけの効果の少ないものになってしまします。

スタイロフォームは木造でも屋根タルキ間で断熱する場合や床面、壁面に使います。コンクリート造の建物の場合にも使用します。

 

トタン外壁の改修方法は大きく分けると張替する方法と重ね貼する方法になります。

 

それぞれの施工方法の特徴

 

①張替の場合 断熱工事をできること  外壁をはぐるので断熱材を吹き付けたり、入れたりできます。

②張替の場合 耐震補強することができる  構造材を現しにするので外部から構造用合板や耐震パネルで補強することができる。

③張替の場合 サッシの入れ替えをしない部分がある場合サッシ部分の雨始末がよい。

 重ね貼りの場合 外壁の厚みが増すためサッシと外壁との収まりが悪くなります。部材を取り付けしますがコーキングに頼った収まりになります。

④重ね貼の場合 既存の外壁をはぐらない為天気が悪くても作業できる。

⑤重ね貼の場合 はぐらない為廃材が少なく総工事費用を安くできる。

⑥重ね貼の場合 はぐる場合と比べて施工日数が短い。

⑦重ね貼の場合 年数が経って壁面からの雨漏りがあった場合原因がわかりにくい。外壁を重ね貼した家の壁面からの雨漏りの場合、原因箇所の特定がしにくい

 

外壁を直される場合は今後長く住まいをされる方がほとんどですので基本は性能向上する改修方法を提案しています。

 

重ね貼のことで質問される点を書きだします。

問   重ね貼すると家が暖かくなるのではないか?

答   重ね貼してもほとんど暖房効果はあがらないと考えます。重ね貼の場合既存の外壁に胴縁を打ち付けて通気層を作ってから外壁材を貼ます.

通気層は外気に近い温度になりますので暖房効果はほとんど上がらないと思います。しかし外壁を重ね貼をすることで使用材料によっては夏は壁面から室内への熱の侵入は減らせると思います。

 

問   重ね貼をすると地震に強くなると言われたんだけど。

答   ほとんど効果が無いと考えます。地震での壁面の脱落等を減らせると思いますが建物本体の強度はほとんどかわらないと思います。耐震性を上げるのは構造体を補強した場合と屋根を軽くする場合と考えます。

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