築16年のリフォーム済み中古住宅を購入して10年。

～雨漏りをきっかけに、暮らし全体を見直した総合リフォーム～

お客様ご夫妻がこの住まいを購入されたのは10年前。
築16年でしたが、外観も室内もリフォーム済みでとてもきれい！ひと目見て「素敵！」と感じられたそうです。

さらに、

●ご夫婦それぞれのご実家の“ちょうど中間”の便利な立地

●新築の約半額で購入できる価格メリットもあり、この家での新しい暮らしにワクワクしながら決められました。

暮らしてみて見えてきた、想像していなかった不便

ところが実際に生活が始まると、見た目の良さとは別に、いくつかの“暮らしづらさ”が少しずつ出てきました。

● 広いLDKは開放的だけれど「冬は寒く、夏は暑い」

暖房・冷房がなかなか効かず、光熱費もかさみがちに。

● デザイン重視で収納が少なく、部屋が散らかりやすい

片付けてもすぐものがあふれ、整いにくい空間に。

● 洗濯物を干す場所がなく、いつも子供部屋が物干し場に

家事動線も悪く、毎日の小さなストレスに。

● 外壁の木部や窓の経年劣化

購入時には気づかなかった木部の傷みが進行し、窓はゆがみで開かなくなる部分も。

そしてついに──雨漏りが発生。

「このままでは家が傷んでしまう」と大きな不安が生まれました。

雨漏りが、家全体を見直す大きなきっかけに

外壁の傷みが進行していた影響で、ついに 雨漏りが発生。（カーテン上）

お客様にとってこれは、「外まわりだけの問題ではなく、家そのものの寿命に関わる」と実感する瞬間だったそうです。

当初は外壁の修繕だけを考えていましたが、暮らしの不便や建物の状態を改めて整理していく中で、“このタイミングで家全体を整えたほうが良い” という結論に。

具体的には、

●外壁の張り替え

●断熱窓への交換

●使いやすいLDKへの見直し

●ランドリールームの新設

●2階浴室のリフォーム

など、これからの暮らしをより快適にする改善点が明確になっていきました。

「せっかく直すなら、これからもずっと安心して暮らせる家にしたい。」そんな思いから、外まわりだけでなく、家全体を見直す総合リフォームを決断されました。

■ Before：木部が傷み、雨漏りの原因にも

購入当時はきれいに見えていた外壁も、10年暮らす中で木部の劣化が急速に進行。

●塗装の剝がれ

●木の反り

●雨染み

●窓まわりの腐食

特に日当たりや風雨の影響を受ける面は、見た目以上に傷んでいました。

こうした劣化が進み、ついには 雨漏り が発生！外壁の張り替えは、住まいを守るための最優先事項でした。

■ After：高耐久の外壁に一新し、住まいが新築のように生まれ変わる

仕上げは、高耐久・低メンテナンスのガルバリウム外壁 を採用。
深いチャコール色と白いラインのコントラストで、家全体がキリッと締まり、洗練された印象に。

●外壁の耐久性が大幅に向上

●断熱窓との組み合わせで、室内の快適性UP

●雨漏りの不安がゼロに

●外観の印象が“まるで新築”に

お客様にもとても喜んでいただきました。

【屋根の改修：外壁と統一し、家全体の印象を美しく刷新】

外壁工事とあわせて、屋根も同時に改修しました。
購入から10年が経ち、屋根は日射や風雨の影響で色あせが進んでいましたが、今回の外壁リフォームに合わせて、全体のバランスが整う色へと一新。

工事中は、既存の屋根材の状態を丁寧に確認しながら、新しいガルバリウム屋根材を一枚一枚しっかり固定して仕上げていきました。

仕上がった新しい屋根は、深みのある落ち着いた色合いで外壁との統一感が生まれ、家全体が引き締まった印象に。

●色あせが解消され、見た目が若返る

●強度が上がり、雨仕舞い（雨水の流れ）が改善

●外壁×屋根のトータルバランスで“新築のような佇まい”に

今回のリフォームで、外壁・屋根ともに高耐久仕様となり、長く安心して暮らせる住まいに生まれ変わりました。

【玄関ドア Before → After】

古く傷んだ木製ドアから、断熱性とデザイン性を兼ね備えた新しい玄関へ

■ Before：長年の使用で劣化が進んだ木製ドア

購入時はまだきれいに見えていた玄関ドアも、10年の暮らしの中で少しずつ劣化が進行。

●色あせ

●枠まわりの傷み

●外壁との取り合い部分の隙間

といった症状が現れ、雨風による影響も受けやすい状態になっていました。

外壁工事と同時に玄関まわりも解体し、防水シートや下地を新しい状態へ整えていきます。

玄関は毎日使う場所だからこそ、見えない部分の防水・気密も丁寧に施工しました。

■ After：デザインと断熱性が両立したドアへ

新しい玄関ドアは、明るい木目調で、外壁の深いグリーンと相性抜群！
取手や照明も合わせてコーディネートし、ナチュラルでかわいい雰囲気に仕上がりました。

さらに、断熱性の高いドアに変更したことで、玄関の冷気が大きく減少。

●デザイン性UP

●防犯性UP

●断熱性能UP

●外壁との統一感UP

と、見た目も性能も大幅に向上しました。

【LDKの一角を活かし、家事と暮らしがラクになる2つのスペースを新設】

広すぎて使いにくかったLDK。
今回のリフォームでは、最小限の増築で空間に少しゆとりをつくり、その一角を目的に合わせて使える場所へ整えました。

① LDKの中に新しいカウンタースペースを設置

LDKはそのまま活かしつつ、一角にカウンターをつくって“家族の作業スペース”を確保。

●子どもの宿題

●ちょっとした仕事

●家事や書類整理

がしやすくなり、LDKに「第二の小さな居場所」が生まれました。

② 増築で生まれたスペースをランドリールームに

これまで子ども部屋に干していた洗濯物は、新設したランドリースペースで完結。

●室内干し

●取り込む

●畳む

●しまう

がまとめてできて、家事動線が大きく改善しました。

“広いだけのLDK”が、“家族にとって使いやすいLDK”へ

LDKはもちろんそのまま主役として残しながら、暮らしやすさを上げる2つのスペースが加わったことで、毎日の動きがスムーズに、部屋も散らかりにくくなりました。

【洗面脱衣室のリフォーム：古い印象から、使いやすく落ち着いた空間へ】

Before の洗面脱衣室は、床や壁の色味が明るいものの、経年による古さや収納の少なさが気になっていました。
また、浴室まわりとのつながりも含め、“全体的に使いにくい” という悩みもありました。

今回のリフォームでは、洗面台だけでなく床・壁・天井・照明・収納 までトータルで見直し、落ち着いた色味の空間へと一新。

●ブラック系フロアで汚れが目立ちにくい

●壁は凹凸のある質感で高級感をプラス

●洗面台は収納量の多い引き出し仕様へ

●造作棚でタオル・日用品もすっきり

●暗くなりがちな空間はダウンライトで明るさ確保

全体の色や素材を統一したことで、“大人っぽく落ち着いた洗面脱衣室” へと生まれ変わりました。

浴室 Before：タイルで冷え込みやすく、使い勝手に悩むお風呂

リフォーム前の浴室は、タイル張りで冬の冷え込みが強く、お手入れの手間もかかる空間でした。
窓まわりの古さもあり、暖かさが逃げやすい状態でした。

After：最新のユニットバスへ。快適でお手入れしやすい空間に一新！

浴室全体をユニットバスへリフォームすることで、断熱性・清掃性・安全性が大幅に向上しました。

●ヒヤッとしない断熱床

●水はけが良くカビがでにくい壁パネル

●お湯が冷めにくい浴槽

●すっきり明るい照明

●掃除がラクで毎日が快適に

窓も新しくなり、冬でも暖かく過ごせる浴室に生まれ変わりました。

■ 洗面脱衣室ドアの改善ポイント

洗面脱衣室の入口ドアは、もともと右側のトイレのドアと同じ幅でしたが、日々の動線をより使いやすくするためにドア幅を拡張しました。

洗濯物を持っての出入りや、浴室との行き来がしやすくなり、家事の負担も軽くなる動線へと改善。

室内の雰囲気に合わせて新しいドアを設置し、機能性も見た目もアップした仕上がりになりました。

雨漏りをきっかけに始まった今回のリフォームは、外まわりの修繕だけでなく、ご家族のこれからの暮らしを見据えた“住まい全体の見直し”へとつながりました。

外壁・屋根・断熱窓による性能向上はもちろん、広すぎて使いにくかったLDKの改善やランドリールームの新設、毎日の家事がしやすい動線づくりなど、暮らしの悩みが一つずつ解消された住まいへと生まれ変わりました。

「直すなら、ずっと快適に暮らせる家にしたい」というお客様の想いに寄り添いながら、性能もデザインも大きく向上した今回のリフォーム！

これから先の毎日がより心地よく、安心して過ごせる住まいになったと感じていただける仕上がりになりました。