



家づくりをする時に、庭づくりも同時に進める人は意外に少ないようです。それはたぶん、「いまは家だけで精一杯。お庭は後から考えよう」という気持ちからだと思います。
けれど、家と庭とは本来切り離せないもの。なぜなら庭は、自然の光や風を建物の中に取り込むという役割と、強すぎる陽射しや風を遮るという役割とを、同時に担っているからです。京都の町家があれだけ密集して建てられているにもかかわらず、涼しげな雰囲気を家に与えているのは、必要な場所に上手に庭をつくっているからに他なりません。

敷地の中にどのように家と庭を配置するかによって、居住性が変わってきます。たとえば庭に植えられた樹木。それらは観賞用だけではなく、住居内の快適性を保つという、大切な役割をもっています。敷地の北側には風を遮るための常緑樹を植え、西側には落葉樹を植えて夏の強い西日を遮り、冬の西日は取り入れるといったことも、最初からプランニングの中に組み入れておけば容易になります。
また、駐車場なども車の停めやすさだけでなく、庭の眺めを考慮して位置を決めれば四季の移ろいを楽しむ家づくりができます。
さらにもう一つ。家づくりでは外回りに必ず「水勾配」というものを取らなくてはなりません。「水勾配」とは、水を流れやすくするための傾斜のこと。駐車場、アプローチ、テラス、芝生などにはこの水勾配がとられていて、敷地の外に向けて水を逃がす仕組みになっています。まず建物を建ててから水勾配をつくるよりも、更地の時から水勾配を考えて、建物、庭、駐車場などを配置したほうが理に適っているし、作業も効率よく進められます。


庭は、住まいの中に自然をやわらかく取り入れ、家族を楽しませるとともに、周囲をも楽しませる家づくりの大切な要素。ミズカミではそのように考え、家と一緒に庭のプランニングも始めることをお勧めしています。
そうすることで、家の設計は住宅会社、庭はエクステリアの業者と別々に依頼するよりも、 予算を有効に、無駄なく使うことにもつながります。ミントゥガーデン高岡店、庄川店にお越しいただき、気軽にご相談ください。



H様ご夫妻は共働き。手間がかからなくて大人も子供も楽しめる庭を、というリクエストをいただきました。
まず小さいお子さんがいらっしゃるので、勾玉のような、巻貝のような螺旋をデザインの中に取り入れたいと思いました。螺旋が意味するものは母の胎内。子供が精神的に安定する形なのだそうです。また、裸足で芝生を踏む感触もぜひ味わってもらいたいと思いました。全面的に芝生にすると手入れが大変なので、お父さんが休日に頑張ってくだされば、きれいに保てる範囲にとどめました。
H様邸は角地なので、通る人の目を惹きます。プライバシーが保てるように目線を遮りつつ、閉鎖的にならないよう、バランスには気を遣いました。あまり閉鎖的になると、周囲の人も楽しめないし、防犯上も良くないからです。
ご家族が庭を気に入ってくださって、ご近所でも評判になっていると聞いてミズカミスタッフも大変嬉しく思っています。
